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歯の神経についてのおはなし

2020年06月24日


こんにちは!
笠懸町のママとこどものはいしゃさん
こもりや歯科医院の篠原です。

梅雨真っ只中でジメジメとした日が続いていますね。

出勤時に雨が降っていない日は傘を忘れてしまい、帰るときに困るというパターンを繰り返しています(苦笑)

私のようにならないようにみなさまもお気を付けくださいね。

さて、話は変わりますがみなさんは歯医者さんで「歯の神経を取りましょう」と言われたことがありますか?

虫歯は放っておいても自然に治ることはありません。

歯が痛くなっても放っておくと痛みが治まる場合もあるので、人によっては歯科医院へ行かずに済ませることもあるでしょう。

それを繰り返しているうちに痛みがひどくなってしまい、歯科医院で神経を取る必要がでてくるケースもあります。

では、歯の神経を抜くことにメリットはあるのでしょうか?
今日は歯の神経の役割や神経を抜くメリット、デメリットについて詳しくおはなしさせてくださいね。

●歯の神経とは●

〇歯の神経のある場所
歯の神経があるのは歯の根の中で、形は網目状と言われています。
軽い虫歯の場合に痛みがないのは歯の表面には神経がないからで、痛みがあるということは歯の根っこの部分にまで虫歯が進行してしまっているということになります。

〇歯の神経の役割、重要性
歯に神経が存在する理由は歯の痛みや異常などを知らせるためです。
歯の神経が正常に働くことによって不快感や痛みを感じることができ、対処できます。もし、神経がなければ虫歯が進んで症状が悪化しても症状に気づきません。不快感や痛みを感じられることは重要な意味を持っているのです。
神経があるせいで不快感や痛みがある・・などと悪者のように言われますが、神経にはさまざまな役割があり、加齢に伴い噛み合わせが変化するのに合わせ自然に対応でき、すり減ることで噛み合わせがずれるのを防いでくれる役割があります。

〇虫歯や温度差を伝えてくれる
歯の神経は虫歯の発生を痛みで知らせてくれることや、温度を感じとるなどの役割もあります。痛い、しみる、熱い、冷たい・・など歯の近くをつかさどっている神経ですが、歯は知覚過敏や虫歯になったことなどの異常があると教えてくれたり、食事の際においしく食べるために必要です。
神経がなくなると、痛みを感じなくなるため虫歯になっても自覚症状がないので進行してしまうことが多いです。

〇歯に栄養分を運ぶ
神経の中の血管を通じて酸素や水分、栄養分などを象牙質へ運んでくれます。歯はそのおかげでツヤや丈夫さを保つことができます。

また、神経がなくなると、栄養分も水分もなくなってしまい、枯れ木のようになってしまうと言われています。歯が脆くなり、欠けたりヒビが入りやすくなったり、歯の色がだんだんと茶色くなってきて、寿命も短くなります。


●歯の神経を抜くことのメリット●

〇痛みを感じなくて済む
歯の神経を取り除くために歯の根っこが露出してしまったり、被せものをした後に虫歯になったとしても、痛みが起こったりしみたりということがありません。

〇審美性の高い被せものができる
神経があるままだと、被せものをする前に削ることがあまり削れないので被せものの角度や大きさに限りがあります。ですが、神経を取ってしまえば歯の角度や大きさを修正できるので審美性の高い被せ物を作ることができます。

〇虫歯の進行を防止できる
虫歯が進行すると、神経に菌が通れるため骨まで菌が届いてしまいますが、神経を取り除けば念入りに消毒できるので虫歯の進行を食い止めることができます。


●歯の神経を抜くことのデメリット●

〇歯が弱くなる
神経を取り除くと、その周りの細かな血管まで取ってしまうことになるため、栄養分が歯に行きづらくなり歯が弱くなると言われています。
そのため、歯の寿命が短くなってしまうと言われています。

〇歯が変色する
歯の神経を取り除くと、歯の色が変わってくるとも言われています。神経を取り除いた歯は白い色から褐色になってきます。

〇痛みが起こることもある
神経を取ると、一生全く痛みを感じずに済むと考えている方は多いでしょう。
ですが、神経を取り除いた後の部分が細菌感染してしまうと、数年経った頃に歯茎の腫れや痛みが起こることがあります。

〇費用や治療期間がかかる
神経を取り除く治療は、元の歯のような形や色に戻すために治療期間や費用がかかってきます。つまり、歯の寿命という観点から言うと、メリットよりデメリットの方が多いかもしれません。


●虫歯の痛みが治まった状態を放っておくと●
虫歯が痛くても痛みが治まったからといって歯科医院に行かない方がいらっしゃいますが、これは単に歯の神経が死んだため痛みを感じなくなっただけという可能性があるので治っているということではありません。

痛みがなくなったからと言って放っておくのは危険です。

放置すると、あごの骨の内部で膿が溜まってしまい歯ぐきが腫れてしまったり、最悪歯髄炎になってしまったりしますので放っておくのはやめましょう。

●まとめ●
今日は、歯の神経の役割やメリットデメリットについておはなししました。
実際の治療現場では何を優先に考えるかによって、治療の選択肢が変わってくることが多いです。さまざまな問題を考え無理やり神経を残してしまうより抜いた方がメリットが多いと歯科医師が判断すれば、神経を取り除くこともあります。

不安な点や心配な点などはこもりや歯科医院に来院していただいて、なんでもご相談してくださいね。


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