神経をとらないむし歯治療のおはなし
2020年06月12日
こんにちは!
笠懸町のママとこどものはいしゃさん
こもりや歯科医院の篠原です。
今日は患者さまに興味を持っていただくことが多い治療メニューのひとつ、
ドックスベストセメントについておはなしをします。
ドックベストセメントとは、極力神経を抜かないようにするための消毒作用のある歯科材料です。
痛みはないむし歯でも状態が悪く、深いむし歯を全部除去すると神経に到達してしまうことがあります。
そうなると神経は抜きとるしか方法がなくなってしまいます。
むし歯を全部取ろうとするから神経を抜かなくてはいけないのです。
そのむし歯というのはむし歯菌に侵された歯のことを言います。
では、その歯がむし歯菌だらけの歯だとして無菌化できたらどうでしょうか?
実は、無菌化された歯は再度復活するんです。硬くなるんです。(1~2年かかります)
それがドックベストセメントの能力なんです。
だから、ドックベストセメント治療の場合、むし歯はあえて取りきらないようにします。
表面の汚れが多い部分(神経に到達しないところまでのむし歯)の除去を終わらせて、
ドックスベストセメントを詰めます。
そして、むし歯菌に感染した部分を無菌化します。
無菌化できるまでは、痛みが出ないかなど経過を見ていきます。
今回は神経を積極的に残す治療についておはなしをさせていただきました!
この治療が適応なケースかは、ドクターが診断してからの処置となります。
気になることや心配な点がございましたらお問い合せください。
次回は神経を残すメリットについておはなしする予定です。
よろしくお願いいたします。
0277-77-1180
こもりや歯科医院