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歯の本数で決まる!?食事の楽しみと健康の深い関係

2025年04月3日

 

こんにちは。院長の小森谷です。
この時期の旬の食べものと言えば
たけのこですね。

 

さわやかな風味とシャキシャキした食感が
食欲をそそります。

 

このような食の楽しみを
この先ずっと感じられるかどうかを
大きく左右するもの、
それが歯の本数です。

 

 

 

 

◆歯が少ないと食べられるものが激減!?

 

「歯の調子が悪くて、好きなものを我慢している」
という経験がある方は
意外と少なくありません。

 

なかでも「歯の本数」
私たちの食生活と密接に関係しています。

 

人間の永久歯は28本、
親知らずを入れると32本あり、
およそ20本以上あれば
ほとんどの食べものを自由に食べることができます。

 

しかし、それを下回ると肉類やナッツ類、
たくあんなど歯ごたえのあるものが
徐々に噛めなくなり、
半数以下になるとお米やはんぺんなど
比較的やわらかいものまで噛めなくなります。

 

さらに、5本以下になると
食べられるものがかなり制限され、
バナナやうどんのような
やわらかいものしか食べられなくなります。

 

 

 

 

◆しっかり噛めれば満足度もアップ!

 

歯の本数は食の満足度と深い関係があることも、
明らかになっています。

 

高齢者を対象にしたある調査では、
歯の本数が多い人ほど、
食事の満足度や期待感が高いという
結果が出ています。

 

 

 

このように、健康な歯を保つことは
食事の選択肢を広げるだけでなく、
食事の楽しさや生活の質
大きく左右しているのです。

 

 

 

 

◆食べものが噛めないと要介護の危険も

 

とはいえ、
「やわらかいものが食べられれば十分」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、やわらかい食品中心の食事は
肉類や野菜類が不足しがちで、
健康維持に不可欠なタンパク質やビタミン、
食物繊維が摂取しにくくなります。

 

その結果、筋力や免疫力が徐々に低下し、
将来の要介護リスク
高める要因になってしまいます。

 

実際に高齢者を対象にした調査では、
歯が19本以下の人は
20本以上ある人に比べて
要介護認定を受けるリスクが1.2倍も
高くなることがわかっています。

 

つまり、自分の歯でしっかり噛めることは、
すこやかな老後を過ごすための
重要な要素なのです。

 

 

 

 

 

◆歯を守る=人生の喜びを守る!

 

何歳になっても自分の歯で
おいしく食事を楽しむことは、
健康的な生活を支える大切な要素であり、
人生の喜びの1つです。

 

 

 

 

「もっと歯を大事にしておけば良かった」
と後悔する前に、
定期的な歯科受診を習慣にして
歯の健康を守っていきましょう。

 

 

 

こもりや歯科
〒379-2311 群馬県みどり市笠懸町阿左美880-5
TEL:0277-77-1180
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https://komoriya-sika.com/
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10代に異変多数!顔のゆがみは口の中に原因が⁉

2025年02月4日

 

こんにちは。院長の小森谷です。
2月28日は日本で初めてビスケットが作られたことから
「ビスケットの日」とされています。

 

ビスケットの歴史は古く、古代ヨーロッパ人が
航海に携えた硬い保存食が
起源と言われています。

 

現代では広く親しまれているビスケットですが、
最近、若い世代ではこのような硬い食べものよりも、
やわらかい食べもののほうが
好まれる傾向にあります。

 

そして、この傾向が
身体の発達に深く関わる問題として
注目されています。

 

 

 

 

◆高齢者よりも深刻!10代の「食べる力」

 

近年、若い世代を中心に
「硬い食べもの離れ」が進んでいます。

 

これは、10代のお口の機能の発達に
深刻な影響が及んでいることを
暗に示しています。

 

日本歯科医師会の調査によると、
10代の2人に1人が
食事中にあごの疲れを感じており、
その割合は70代の2.7倍に及ぶことがわかりました。

 

同調査ではほかにも、若い人の間で
「滑舌が悪い」「食べこぼしが多い」
といった症状も多数報告されており、
10代の「食べる力」の低下が大きな問題となっています。

 

 

 

これらの症状は「口腔機能発達不全症」として、
近年歯科医療の現場でも重要視されています。

 

 

 

 

◆顔つきや発音にも影響?
 「口腔機能発達不全症」とは

 

口腔機能発達不全症は、
2018年に新しく保険適用となった病名で、
18歳未満の子どもに見られる、
口腔機能の発達の遅れを示しています。

 

「食べる」「話す」「呼吸する」
といった日常の動作は、噛む筋肉や
あごの骨の発達にも深く関わっています。

 

これらの機能が
十分に発達しないまま放置すると、
筋肉やあごの正常な発育が妨げられ、
次のような問題を招いてしまうおそれがあります。

 

・歯並びやかみ合わせが悪くなる
・顔の形にゆがみが生じる
・発音が不明瞭(滑舌が悪い)
・鼻腔や気道が狭くなり、呼吸がしづらくなる
・噛む力の低下により、成長期に必要な栄養が不足する

 

 

 

 

 

◆早期の対応が重要!今すぐチェック!

 

口腔機能発達不全症は
早い段階での気づきと適切なケアにより、
多くの場合で改善が期待できる病気です。

 

一方で、「食べこぼし」
「ゆっくり食べる習慣」など、
その兆候は子育ての日常でよく見られるものも多く、
そのまま見過ごされてしまうことも
少なくありません。

 

 

 

 

口腔機能発達不全症は、
「食べる」「話す」「その他(体格など)」
各項目のチェックリストにより診断されます。

 

以下に基準の一部を記載しますので、
これらをはじめ、お口の機能に不安がある場合は、
お早めに当院までご相談ください。

 

□咀しゃく時間が長すぎる(または短すぎる)
□食事の量や回数が多すぎる
(または少なすぎる、ムラがある)
□「カ・サ・タ・ナ・ラ」行がうまく発音できない
□いつも口を開けて息をしている
□睡眠時のいびきがある

 

 

こもりや歯科
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母子ともにリスクが! 妊娠中の口腔ケアの重要性

2024年10月3日

 

こんにちは。院長の小森谷です。
秋といえば「食欲の秋」
旬の食材を味わうのが楽しみになる季節です。

 

旬の食材はおいしいだけでなく
栄養価も高いため、
積極的に食事に取り入れたいですね。

 

そんな食事が楽しみな季節だからこそ、
お口のケアも欠かせません。

 

中でも妊娠中の方は
お口のトラブルが起こりやすく、
母子の健康にも悪影響を与えうるため、
特に注意が必要です。

 

そこで今回は、
妊娠中の口腔ケアの重要性について
お話ししていきます。

 

 

 

 

◆痛みや不快感も!?
 妊娠中に起こりやすいお口のトラブル

 

かつては
「一子を得ると一歯を失う」
といわれたほど、
妊娠中は口内にさまざまな問題が
発生しやすくなります。

 

「気分が悪くて、歯が磨けない」
「だ液がネバついて気持ち悪い」
などがその代表例です。

 

 

 

また、妊娠前にはなかった
以下のようなトラブルに悩まされる方も
少なくありません。

 

・歯や歯ぐきに痛みがある
・歯ぐきに腫れや出血がある
・冷たいものや熱いものがしみる
・口臭が強くなる

 

 

 

 

◆なぜ妊娠中にお口のトラブルが起きるのか?

 

その要因のひとつが、妊娠中における
女性ホルモンの分泌量の増加です。
これにより、女性の体には
さまざまな変化が生じます。

 

これはお口の中も例外ではなく、
サラサラだっただ液が粘り気を増し、
つわりによって
歯みがきが困難になるなどして、
普段よりもお口の中を
清潔に保つ力が弱まります

 

また、歯周病菌の中には
女性ホルモンによって
活発になる菌が存在することも、
妊娠中に歯ぐきの腫れや
出血が多くなる一因です。

 

さらに、妊娠後期に入り
お腹が大きくなると、
一度に食べられる食事の量が限られるため、
結果的に食事の回数が増えていきます。
それに応じたケアが不足してしまうことも、
お口のトラブルが増える要因となります。

 

 

 

 

◆赤ちゃんにも悪影響が!?
 妊娠中の歯周病に要注意

 

妊娠中のお口のトラブルは
お母さんだけの問題ではなく、
赤ちゃんにまで影響する恐れがあります。

 

その一例が、早産や低体重児出産です。

 

近年の研究により、妊娠中の歯周病は
早産や低体重児出産のリスクを約2倍~4倍も
高めることがわかっています。

 

これは、歯周病の原因菌や歯ぐきの炎症が、
子宮の収縮に影響を与えるため
考えられています。

 

 

 

このことから、
妊娠中はお母さん自身だけではなく
お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも、
お口のケアは欠かせません。

 

 

 

 

◆安定期に入ったら歯科受診を!

 

妊娠中のお口の健康は、
お母さんと赤ちゃん、双方に大切です。

 

妊娠安定期(妊娠16週~27週)に入ったら、
ぜひ歯科医院で検査とクリーニングを受けましょう。
また、安定期であれば
必要な歯科治療を受けることも可能です。

 

 

 

 

定期的なケアでお口の健康を保ち、
安心して出産を迎えられるよう、
私たちも全力でサポートいたします。

 

妊娠中のお口のケアで気になることがあれば、
お気兼ねなく当院へご相談ください。

 

 

 

こもりや歯科
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初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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